ソニーTX300Vは防水/防塵機能を備えたタフネスモデル。私自身、以前のモデルであるTX5(TX5レビューはこちら)を使用しており、その性能の高さ(暗い場所での撮影、AFの速さなど)にかなり満足しているので、このTX300Vには興味津々です。 CP+2012で発売前のTX300Vが展示されていました。ソニーのCybershotのブースは結構な人だかり。TX300Vに対する注目の高さがわかります。 TX300Vは非常にコンパクトでスリム。表面は強化ガラスを採用することで高級感溢れるデザインを実現。 すごく薄くて軽いです。 ボタン類は電源ボタンとシャッターボタンだけ。 その他の操作はすべてタッチパネルで実行します。液晶パネルは3.3型で122.9万ドットなのですごく精細感が高いです。 表面はすごくツヤがあって見栄えがするのですが、指紋や汚れがつきやすくなっています。強化ガラスを採用してたということもあり、前のモデルTX10では1.5mの耐衝撃性がありましたが、それに比べて耐衝撃性は低下しているとのこと。タフネスモデルだと思って乱暴に扱うとえらいめにあいそうです。注意しないと・・・ 気になる人はこまめに拭き取る必要があります。 TX300Vには、ワイヤレスでスマートフォン/タブレット/テレビ/PCに画像を転送する機能が備わっています。 ワイヤレスでスマートフォンに転送しているところです。スマートフォンはAndroid/iPhoneの両方に対応しています。これ、便利ですよね。スマートフォンから写真を投稿したいが、すこし高画質な写真にしたい場合、TX300Vで撮影し、それをスマートフォンに転送して投稿することができます。一手間かかりますが、それでも有線ではなく無線なので、いちいちケーブルを接続する必要がなく心理的負担は少ないと思います。 TX300Vにはマルチステーションが付属しており、ここにカメラを置くだけで充電・給電を行うことができます。いちいち電源ケーブルを接続したり、バッテリを取り外したりする必要はありません。非接触充電・給電機能ってやつです。 使い方は簡単。マルチステーションのソニーのロゴと、TX300V本体のソニーのロゴが重なるように置きます。この位置がずれると充電/給電は行われないので注意が必要です。 充電・給電機能がオンになると、マルチステーションのCHARGEランプが赤く点灯します。なおマルチステーションは直接コンセントに接続することも、USBケーブルでPCに接続することもできます。PCに接続している場合、このマルチステーションに置くだけで写真をPCに転送することができます。PC転送機能がオンの場合、マルチステーションのACCESSランプが緑色に点灯します。 PCと接続しているところです。 充電/給電が開始されると、最初に上の写真のような画像が表示された後、この表示は消えます。いちいち横にあるランプを見なくても、充電/給電が開始されたことがわかるので便利ですね。 TX300Vでは付属品が多いので、ちょっと高級感溢れるデザインに梱包できます。このまま外に持ち出すことを想定しているそうです。 中はこんな感じ。 バッテリは従来からあるNP-BN1タイプを使用していますが、新しい形式だそうで、TX300Vで従来のNP-BN1のバッテリは使用できますが、古いデジカメでこのTX300Vに付属する新しいバッテリは使用できないとのこと。つまりこの新しいバッテリに下位互換性はないことになります。ややこしいですが注意が必要ですね。 このTX300V、すごくコンパクトかつエレガントで持っていて満足度の高いコンパクトデジカメだと思います。水深5mの防水/防塵性、-10度までの耐温度を実現しているほか、ワイヤレス転送機能、非接触給電/充電など、これまでのデジカメにはかった実用性に優れた機能も盛り込まれています。またソニーのCMOSセンサーは高感度撮影に強く、暗い環境でもノイズが少ないという特徴があります。ちょっと値段がお高めですが、性能重視のタフネスカメラをお望みの方におすすめです。
防水・防塵・耐衝撃・耐低温設計モデル
Wi-Fi機能、Exmor Rセンサー、有機ELタッチパネルモニター塔載
DSC-TX300Vの旧モデル DSC-TX5 レビュー
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